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在宅リハビリとは

多くの方々は急性期病院からリハビリ病院へ転院するときに「リハビリをしてもらったら歩けるようになるかも」と期待を持っておられます。しかし現実はどうでしょうか。関節可動域の拡大と残った機能を使っての社会復帰というテーマの下、ADLと活動性を高めQOLを向上させるという「車椅子生活を前提」としたリハビリに終始します。

「え?立つ練習とか歩く練習は?」と誰もが疑問に思います。特にC6以上の完全麻痺と診断された人には関節可動域の拡大以外何のメニューもないのではないかと思えるようなリハビリしかしてもらえません。そこでほとんどの人達が立ったり歩いたりすることを諦めていくのです。

皆さん経験がおありだとは思いますが、いとも簡単に医師から「一生歩けませんよ」と言われます。我々希望の椅子のメンバーは誰に何を言われても諦めず「再び立つ、歩く」という信念を持ち、在宅でリハビリを続けることを選んだのです。なぜ在宅なのか?どこの病院でも歩くためのリハビリなどしてくれないからです.
そこで在宅訓練では次の6項目の訓練を行なっています。

1.右近式リハビリ
2.基礎トレーニング・・・ストレッチにより関節可動域の拡充と筋肉を柔らかく保つ
3.体幹トレーニング・・・消失した体幹を蘇らせる
4.筋力トレーニング・・・足腰、腕の筋肉をつける
5.神経伝達トレーニング・脳からの命令を神経に伝え筋肉を動かす
6.歩行トレーニング・・・まず立位、そこから器具を使い一歩ずつ

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